高校の同級生から結婚へ。結婚の意味をゆっくりとひとつひとつ確かめ合い進めた結婚準備
「高校の同級生から結婚へ。結婚の意味をゆっくりとひとつひとつ確かめ合い進めた結婚準備」
<出会い>
花嫁様からメールで結婚式の相談をしたいとのお問い合わせをいただき、2010年4月に初めてご来店いただきました。ご両家のお顔合わせも終わり、秋頃に挙式・披露宴のご希望でしたが、具体的な会場のご要望や挙式のイメージなどが思い浮かばず、ご相談に来られたのでした。
そこでこれまでのご結婚式のアルバムなどを見ていただきながら、お二人がどのような結婚式をしたいのかイメージを作っていっていただくことから開始。たくさんのお写真を見ていただいたあとお二人が「こういう感じがいいです!」とおっしゃったのは『お座敷での披露宴』でした。

<会場決め>
日本人は本来、座敷で宴を開き、膝を合わせお酒を酌み交わすことで、人と人の距離を縮め親睦をはかってきました。恥ずかしがり屋の新婦様、新郎様も派手すぎることや演出は苦手で、「自分たちが主役ではなく、来てくださる方が楽しい時間を過ごしていただけるような結婚式がいい」との二人の思いがお座敷での披露宴の様子にぴったりイメージが重なったようでした。
そして挙式は神社での神前式に決定。現代の私たちも初詣、子供のお宮参りや七五三と節目には神社を訪れる習慣があります。結婚式は二人で共に生きていくこれから先の長い人生の誓い。二人の夫婦としての誓いをたてた場所を、節目のたびに訪れてお参りしたいという気持ちになられたようです。
お二人のご実家から近い・お座敷での披露宴が出来る場所・近くに神社があるという3点を基準に神社・会場をピックアップしてお二人と見学に行きました。
後でわかったことですが、私どもが選んだ神社はお二人がまだ正式にお付き合いされる前に、初めて二人で初詣に来た場所だったとのことです(驚!)本当に偶然でしたが、新婦様は運命を感じたらしく、披露宴会場もイメージどおりのお座敷で即決定。日取りも語呂合わせの良い2010年10月10日に決まりました。
<結婚式への思い>
お二人のご両親はご結婚式を二人にお任せされておりましたが、ひとつだけ新郎様のご両親からの願いは「『仏壇参り』をしてほしい」とのことでした。

石川県は武家文化の色濃く残る所です。結婚式の朝、花嫁様はご自宅でお支度をされ嫁ぎ先に行き、お水あわせと呼ばれる儀式事をしてから婚家の敷居をまたぎ、神棚と仏壇に手をあわせ嫁ぐことをご報告する。その後に挙式会場へ向かい式を挙げるというのがこの地方の嫁入りの伝統的な形でした。ご自分もそうやってお嫁にこられた新郎様のお母様にとって、「花嫁様をご先祖様にきちんとご紹介してお家にお迎えしたい」という強い思いがおありでした。

当初会場でお支度をされるご予定だったお二人ですが、新郎様のご両親のご要望をお聞きし、お水あわせや敷居またぎの意味、仏壇参りの大切さなどを一つ一つご理解され、花嫁様も当日ご自宅でお支度をして、新郎様宅のお水あわせ・敷居またぎと神仏参りの儀式をさせていただくことになりました。
はじめは躊躇われていた新婦様ですが、儀式の意味をお伝えするうちに「私たち付き合いも長いし、このまま結婚式とするより自分自身が"お嫁に行く"っていうけじめがきちんとつきそうな気がします」と妻となられる意識が芽生えられた瞬間に感じられました。
<結婚式当日>
いよいよ結婚式当日、新婦様はご自宅でご両親に見守られてお支度をされ白無垢姿で、まずはご自宅の神棚と仏壇に手を合わせ、ご両親に旅立ちのご挨拶をされたました。旅立ちには多くのご近所の皆さんに見守られ、お母様と選んだ華やかな色打掛に包まれてご実家を出発されました。新郎様のご実家周辺にも初々しい花嫁様を一目見ようとたくさんの方が集まる中、婚家の敷居を越えられました。たくさんの方に「おめでとう」の声をかけていただき、新婦様は本当に感無量だったと後に話してくれました。

挙式は百八段の階段をのぼり厳かな空気の中、神前式で執り行われました。凛々しい紋服姿の新郎様と可憐な白無垢姿の花嫁様が交わされる誓いの儀式を見守るご両家のご両親様、ご親族様の感動もひとしおだったようです。
披露宴は一転してにぎやかに。「余興を友人に頼んだりするのはなかなか言いづらくて・・・」とおっしゃっていた新郎様。当初は余興の予定もありませんでしたが、新郎様が所属する地元青年団の皆様が「獅子舞」でお祝いに駆けつけてくださり、新郎様自身が参加させられるサプライズも。たくさんの友人に囲まれるお二人をご覧になり、「こんなにいい友人がたくさんいたんだなあ」とご両親も目を細めていらっしゃいました。宴は大盛会。笑顔いっぱいの一日になりました。
<結婚式翌日>
翌日新婦様からお礼のお電話とメールをいただきました。
『昨日はとっても楽しかったです♪あっという間にすぎてしまいました。雨が降っていたため神社から会場まで友人を急遽送る手配をしてくれたりと、私たちの知らないところで、調整してくれたことが山ほどあると知りました。本当に感謝です。
はじめは、友人だけで簡単なものでもと思っていましたが、神前式を挙げ身が引き締まる思いがしました。ただのイベントのような自己満足な式ではなく、婚礼屋さんのおかげで式や披露宴の本質を知ることができ、意味のある披露宴ができたと思っています。

友人からも、私たちらしい披露宴だったと言ってくれました。本当にありがとうございました。結婚式が終わり、スタッフさんにお会いできなくなるのがちょっと寂しいです。』高校時代の同級生だったお二人。一緒にいてもけんかもしたことがない穏やかで優しい心のお二人にスタッフもいつも心が癒されていました。寂しいのは私たちも一緒。これからも長いおつきあいをさせてください。お幸せに。

<出会い>
花嫁様からメールで結婚式の相談をしたいとのお問い合わせをいただき、2010年4月に初めてご来店いただきました。ご両家のお顔合わせも終わり、秋頃に挙式・披露宴のご希望でしたが、具体的な会場のご要望や挙式のイメージなどが思い浮かばず、ご相談に来られたのでした。
そこでこれまでのご結婚式のアルバムなどを見ていただきながら、お二人がどのような結婚式をしたいのかイメージを作っていっていただくことから開始。たくさんのお写真を見ていただいたあとお二人が「こういう感じがいいです!」とおっしゃったのは『お座敷での披露宴』でした。

<会場決め>
日本人は本来、座敷で宴を開き、膝を合わせお酒を酌み交わすことで、人と人の距離を縮め親睦をはかってきました。恥ずかしがり屋の新婦様、新郎様も派手すぎることや演出は苦手で、「自分たちが主役ではなく、来てくださる方が楽しい時間を過ごしていただけるような結婚式がいい」との二人の思いがお座敷での披露宴の様子にぴったりイメージが重なったようでした。
そして挙式は神社での神前式に決定。現代の私たちも初詣、子供のお宮参りや七五三と節目には神社を訪れる習慣があります。結婚式は二人で共に生きていくこれから先の長い人生の誓い。二人の夫婦としての誓いをたてた場所を、節目のたびに訪れてお参りしたいという気持ちになられたようです。
お二人のご実家から近い・お座敷での披露宴が出来る場所・近くに神社があるという3点を基準に神社・会場をピックアップしてお二人と見学に行きました。
後でわかったことですが、私どもが選んだ神社はお二人がまだ正式にお付き合いされる前に、初めて二人で初詣に来た場所だったとのことです(驚!)本当に偶然でしたが、新婦様は運命を感じたらしく、披露宴会場もイメージどおりのお座敷で即決定。日取りも語呂合わせの良い2010年10月10日に決まりました。
<結婚式への思い>
お二人のご両親はご結婚式を二人にお任せされておりましたが、ひとつだけ新郎様のご両親からの願いは「『仏壇参り』をしてほしい」とのことでした。

石川県は武家文化の色濃く残る所です。結婚式の朝、花嫁様はご自宅でお支度をされ嫁ぎ先に行き、お水あわせと呼ばれる儀式事をしてから婚家の敷居をまたぎ、神棚と仏壇に手をあわせ嫁ぐことをご報告する。その後に挙式会場へ向かい式を挙げるというのがこの地方の嫁入りの伝統的な形でした。ご自分もそうやってお嫁にこられた新郎様のお母様にとって、「花嫁様をご先祖様にきちんとご紹介してお家にお迎えしたい」という強い思いがおありでした。

当初会場でお支度をされるご予定だったお二人ですが、新郎様のご両親のご要望をお聞きし、お水あわせや敷居またぎの意味、仏壇参りの大切さなどを一つ一つご理解され、花嫁様も当日ご自宅でお支度をして、新郎様宅のお水あわせ・敷居またぎと神仏参りの儀式をさせていただくことになりました。
はじめは躊躇われていた新婦様ですが、儀式の意味をお伝えするうちに「私たち付き合いも長いし、このまま結婚式とするより自分自身が"お嫁に行く"っていうけじめがきちんとつきそうな気がします」と妻となられる意識が芽生えられた瞬間に感じられました。
<結婚式当日>
いよいよ結婚式当日、新婦様はご自宅でご両親に見守られてお支度をされ白無垢姿で、まずはご自宅の神棚と仏壇に手を合わせ、ご両親に旅立ちのご挨拶をされたました。旅立ちには多くのご近所の皆さんに見守られ、お母様と選んだ華やかな色打掛に包まれてご実家を出発されました。新郎様のご実家周辺にも初々しい花嫁様を一目見ようとたくさんの方が集まる中、婚家の敷居を越えられました。たくさんの方に「おめでとう」の声をかけていただき、新婦様は本当に感無量だったと後に話してくれました。

挙式は百八段の階段をのぼり厳かな空気の中、神前式で執り行われました。凛々しい紋服姿の新郎様と可憐な白無垢姿の花嫁様が交わされる誓いの儀式を見守るご両家のご両親様、ご親族様の感動もひとしおだったようです。
披露宴は一転してにぎやかに。「余興を友人に頼んだりするのはなかなか言いづらくて・・・」とおっしゃっていた新郎様。当初は余興の予定もありませんでしたが、新郎様が所属する地元青年団の皆様が「獅子舞」でお祝いに駆けつけてくださり、新郎様自身が参加させられるサプライズも。たくさんの友人に囲まれるお二人をご覧になり、「こんなにいい友人がたくさんいたんだなあ」とご両親も目を細めていらっしゃいました。宴は大盛会。笑顔いっぱいの一日になりました。
<結婚式翌日>
翌日新婦様からお礼のお電話とメールをいただきました。
『昨日はとっても楽しかったです♪あっという間にすぎてしまいました。雨が降っていたため神社から会場まで友人を急遽送る手配をしてくれたりと、私たちの知らないところで、調整してくれたことが山ほどあると知りました。本当に感謝です。
はじめは、友人だけで簡単なものでもと思っていましたが、神前式を挙げ身が引き締まる思いがしました。ただのイベントのような自己満足な式ではなく、婚礼屋さんのおかげで式や披露宴の本質を知ることができ、意味のある披露宴ができたと思っています。


友人からも、私たちらしい披露宴だったと言ってくれました。本当にありがとうございました。結婚式が終わり、スタッフさんにお会いできなくなるのがちょっと寂しいです。』高校時代の同級生だったお二人。一緒にいてもけんかもしたことがない穏やかで優しい心のお二人にスタッフもいつも心が癒されていました。寂しいのは私たちも一緒。これからも長いおつきあいをさせてください。お幸せに。
