「教会式」で挙式をあげるということ

女性が夢見る挙式のシーンの代表といえるのが、ヴァージンロードをお父様と一緒に入場することでしょう。いままで出逢った一緒に歩んできた皆様に見守られ、人生を象徴するとも言われるヴァージンロード。両親や家族への感謝を噛みしめながら新郎様に向かって歩いてほしいです。エスコートはお父様に限るものでもございません。お母様やご兄妹、大親友にエスコートしてもらってもいいのです。日本では、挙式は親族の参列するものという感覚が(神前式等ではまだまだ強い)ありますが、キリスト教では祝福の気持ちを持つ人は誰でも参列してよいとされており、友人の参列も可能です。これもキリスト教挙式の人気の理由でしょう。広いチャペルを選べは多くの方に花嫁姿を披露することもできますから。

チャペルの雰囲気や憧れで選ばれることも多いキリスト教挙式。式次第をしっかり理解して進める事をおススメします。欧米では聖書のどの文章を読むか、どの賛美歌を歌うかを、重要なものだからこそ、自分達で選ばれることも多いようです。挙式の中で読み上げられる聖書の一説は2人のこれからの礎にもなる文章であり、賛美歌も一番の思い出の唄になるはず。そういった文章や歌を結婚証明書と一緒に記念として、節目節目を見守ってもらえる神社のように自宅で毎日確認出来るものとなるかもしれません。
一般的な式次第
1)開式の辞
司式者である牧師が結婚式の開式を宣言します。
2)新郎の入場
聖壇前まで進む。
3)新婦の入場
新婦の父と入場し、祭壇前にて新郎へと受け渡し新郎新婦揃って祭殿へ進む。
4)賛美歌斉唱
参列者とともに賛美歌の斉唱
5)聖書朗読・祈祷
司式者が聖書の中より婚姻にふさわしい愛の教えを朗読、神に祈りを捧げます。
6)誓約
新郎、新婦様が司式者の問いかけに答える形で結婚の誓約を行う。
7)指輪の交換
ふたりの誓約を目に見える印として指輪を交換する。
8)結婚成立を宣言
神と参列者の前で司式者から夫婦の宣言をする。
9)結婚証書に署名
新郎新婦様、司式者が署名する。証人をおたてになる方はこの時に署名いただく。
10)閉式の辞
司式者より結婚の成立と閉式を伝える。
11)新郎新婦様退場
新郎新婦様、ご一緒に退場、挙式後に、参列者の皆様にフラワシャワーやライスシャワーで祝っていただくことで皆さんとの一体感を感じられる素敵な時間になります。

教会式と言っても大きくカトリックとプロテスタントと宗派があります。聖堂、教会としてご信者のいらっしゃる場所での挙式を進める場合は、事前に信者でなくても利用出来るかなどの確認と結婚カウンセリングが必要になる事もありますので、お二人の事前日程が大丈夫かなど注意が必要です。
ちいさな教会の場合は参列人数に制限のある場合もあります。
一般に「キリスト教式結婚式」と言われる施設で行う場合は、キリスト教徒の結婚式を模した結婚式といわれます。結婚式のためだけにつくられた教会風の施設(宗教施設でなく集会場として登録されるいわゆる「結婚式教会」)となります。
そちらに、牧師先生をお迎えして挙式を執り行っていただく事になります。この場合はホテルや専門式場の中に設けられていますので立地や人数、服装など自由度も高いので日本の花嫁様に受け入れやすいスタイルです。
自分たちのスタートですから、夢に見たバージンロードや会場装飾など実現出来る場としても素敵です。
違いをわかったうえでの選択が大変重要なのが教会式スタイル。